現実創造のからくり

私の父の話です。
父が肩の手術をすることになりました。
良性の腫瘍ができたのでそれを取り除くのです。
ちなみに逆の肩に同じものができたのを、20−30年以上前に取り除いたことがあり
その時の経過がとても良かったので、心配性の父にしては珍しく今回の手術に何の心配もしていませんでした。

私と母は手術はしなくてもいいんじゃない?と言いましたが(見た目だけの問題だと見抜いていたので)父は痛いからや!と聞く耳を持ちませんでした。

父はとにかく今回の手術に対しては楽観的だったのです。
それは同じ手術を前回した時のポジティブな体験が大きく関係していました。

ですが!この手術は大失敗に終わったのです!!

父の肩は術後から数ヶ月経過した今でも少し上げるだけで痛みが走り
手術痕は醜く残り、誰の目にも手術が下手くそな医者によってなされたことが明らかでした。
取り除かれた腫瘍も、前回は綺麗な丸の状態だったのが今回はぐちゃぐちゃだったそう。

私はこの出来事を見ていて、不思議でした。父はこの出来事の創造主です。間違いなくこの体験も父が招いたことです。手術に対して不安を持っていなかったのにどうして?

不思議で考えていて、私は気がつきました。一つの出来事だけを視野狭く見ていたことに気がついたのです。手術のことだけ心配していないからといって、手術がうまく行くわけじゃないんですね。父の在り方が大事なんです。

父の一番強い観念が現実創造を行います。それがポジティブでもネガティブでも。

私が見る父の強い思い込みは”自分は被害者である”です。
他にも山盛りありますがこれがすごく大きいです。

父に起きたことを通して私は当たり前なんだけど、私が気がついていなかったことに
気がつかせてもらえました。

自分のネガティブな観念をとにかく炙り出して手放して行けば何が起きても大丈夫と
思えるようになります。なぜなら、何か起きた時にネガティブな感情が湧かなくなるからです。物事や人の言動に反応しなくなる。ネガティブな感情はそこにネガティブな観念があるよと教えてくれるアラームシステムにすぎないのです。

何か起きて嫌な気持ちになるというのは、単に自分が手放した方がいい観念があると
教えてくれているに過ぎないのです。

物事は常にニュートラルなのだから。

自分が一体どんなネガティブな観念を持っているのか?
それを見つけていくこと。

タロットやヒプノセラピーを上手にご活用ください。☺️